音ノ森浴

・3連休の3日目知人から招待されたイベントでひさびさにレッツ新木場へ

・あのあたりは夢の島があったり高速もがんがん通ってて遠い地の果て的なイメージあるけど、りんかい線で7駅目で大崎乗り換えだと近いのですよ。

・30年ぐらい前7年間総武線の平井に住んでて荒川沿いをバイクで20分ぐらい走れば着く距離で、運送屋バイトの4tドライバーのあのあたりが事務所だったから、記憶の中では、むしろ懐かしの町。

・あと30年前にランドスケープマガジンていう業界専門誌で「風景と身体」という身体+写真+言葉で土地の記憶と対話する的な企画をやらせてもらっていて、その2回目ぐらいで新木場でロケしたのを強く覚えている。

・木場から移転した材木が流れつき流通する町。各所で木の香りがするし木材関連の業者がそれぞれ広い敷地で立ち並ぶロケーション。巨大な材木の間にはさまって寝そべったり、最上部にのぼってクレーンと上空のクレーンと並んでみたり、はしけの上で浮かんでみたり、、みたいな撮影だった。…てなると、ばりばり親和性高い町じゃないですか、オレ笑と気づく。あの雑誌はどこいったのか?久々みてみたい。

・というわけで到着してウロウロする。やっぱり材木も鉄屑もあるわあるわ、、、。気分がアガる。このままブッチしてもいいかもな、と。

・入口でソコシャネルの2人と出会ってしまったのでエレベーターで恐る恐る会場へ。

・あるわあるわタグチ音響さんの円筒形スピーカーが64発。見るからにスペシャルなサラウンディングロケーション。その筋のオーソリティ、宮本さんというエンジニアさんがこのスペース自体を設計。

・そして下手サイドは、前橋からやってきた珈琲屋たなかさんが縦長テーブルで占拠。特殊な自家焙煎による深煎りの豆を粗挽きでバリエーションを変えて提供。効き酒ならぬ効きコーヒー。あ、今日は音のイベントだから 聴きコーヒーか!?

・いつも出張時にはその土地の水や気候、集まった人に応じた淹れ方をするという話が興味深かった。

・淹れたてコーヒーの極上な香りと味に包まれ中盤まで過ごすと奥からスクリーンがダウン。何がはじまるのか、、

・来た来た来てしまった。クイーン、ホイットニーヒューストン、プロコムハルム、美空ひばり、、まさかの大物映像をサラウンドで浴びる。

・歌声とかマイクを通した直線的な音よりも、観衆の歓声や拍手、花火の音が、このシステムで聴くと感度高くざわっと響きすぎてヤバし。もってかれます。

・個人的にはなにげない日常の生活音をラジオ感覚でひたひた浴びる方が好みかもとか思いながら、、木と珈琲と音の日、お疲れ様でした。

・今後都市に音の森をつくる計画がスタートするとのこと。楽しみです。

by G

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