生ノ物【ヒト】

冨岡未希

サウナと青森が好きすぎて.

好きな食べ物や行きたい場所の話をしてても、いつのまにかサウナの話に戻ってしまうぐらいサウナ愛にあふれる冨岡さん。

なんとサウナが好きすぎて地元青森にUターンして自分でサウナカーまで作りサウナカー事業まで展開しちゃったほどのサウナ狂。しかもサウナカーのパーツはすべてfrom青森。本体は津軽バグトラック社、薪ストーブは五戸フェニックスライズ社の煙突型。なんせ使用する薪はぜいたくにも地元のヒバや楓やらリンゴやら。おまけにロウリュのオイルにも奥入瀬産のハーブミントやりんごエキスを使ったり、青森マインドに育まれています。

とにもかくにもサウナ愛と青森愛で満ち満ちた女性なのです。

お会いする前は、元ミスねぶたの方ということで見た目華々しく近寄りがたい姿をイメージしていたのですが、青森の埠頭で待合せしてお会いするやいなや、サウナカーの屋根にひょいひょいのぼって煙突のメンテナンスしたり、取り付けてあるテーブルをささっと調整したり、初対面の我々に対しても、ほんわかなネイティブな青森弁で気さくに話してかけていただいたりと一気に馴染んでしまったほど快活でオープンマインドな方でした。

ところで、いったいなぜに冨岡さんはサウナにハマっていったのか?

それは実のお姉さんによるふとしたナビゲートからでした。青森駅からほど近く庶民ののみなさまに愛される「まちなか温泉」でのエピソード。「みき、水風呂入ってみない?」。それまで水風呂なんてひゃっこい(冷たい)し絶対入るもんかと遠ざけてきた場所。ところがその日は騙されたと思って入水してしまったところ、意外や意外、水風呂のここちよさもさることながら、上がった後のくつろぎの時間にぼーっとしてたら、当時やっていたヨガのシャバアーサナで感じる感覚に近い感覚を感じてしまったという。しかもシャバアーサナより最短のアクセスで、、。これって何?

自分と向き合い、整う?

その衝撃的な体験依頼、がつんとサウナライフに突入。週5のペースで通い始めた。通っても通っても飽きない。ちょうど新型コロナウィルスの影響で大きな変革の目に直面した職場環境によりもたらされた日々のストレスや悩みもサウナで自分に向き合いゆっくり整えることで不思議と霧散していく。それはふと訪れた離婚による心の痛みも和らげるものだった。

その頃、地元青森に戻った折、いろんなことが結びついた。
美しい山々と海、季節感を感じる風景、きれいな空気、街にあふれる新鮮で手頃で美味しい食材、真心のこもった料理、そこらじゅうにある温泉、人懐っこくあたたかい青森弁による温かいコミュニケーション….。

本当に好きなものってなんだろう?

その後は速かった。自然に青森暮らしサポートセンターに出向き青森市の提供する移住プログラムにも即参加し、急速に故郷青森に接近していった。

離婚を経験した後のひらきなおりと、もともと持っていた強い自立心がビビッと立ち上がった。こころの痛みを忘れさせてくれたサウナ。毎日いい感触ばかりであきないサウナ。そしてゆたかでうつくしい青森の生活。
唯一無二の転換期

好きでしかたのないサウナと青森で生きていこう。
サウナカーで旅をしながらいい体験を共有していこう。

そこからはさらに加速。2021年12月前から目にかけていスタイリッシュでかわいい軽トラサウナカーをつくっていた青森はつがる市の会社バグトラックさんに、こんなサウナカーつくりたいと提案に行って発注。ただ資金が必要…。2022年3月に引っ越し。5月からCAMPFIREで資金集め。なんと約2ヶ月で予定を超える約149名の方に支援していただいた。サウナカーも猛スピードで仕上げて頂いた。
青森Uターン起業を決意して以来、東京にいても青森にいてもどこにいても、なぜか青森で暮らすために必要な情報が入ってくるし青森に関わる人がサポートしてくれるといういい流れに突入。


青森をつなぎ、盛り上げる

2020年6月ついにユナイテッド青森を起業(個人事業)。
名前には大きく3つのエリア(津軽・南部・下北)が力を併せて青森を盛り上げていこう!という気持ちが込められている。冒頭に触れたようにサウナカーすべてがメイドイン青森構成なのは偶然であり必然。冨岡さんの青森への強い想いが引き寄せた結果。

事業をはじめてみて、サウナカーを通じて貴重な経験ばかりしているという。
主な事業は3つ。開催場所を決めて主にキャンプ場で午前枠・午後枠と予約を受け、サウナを提供する「移動貸切サウナ」、お客様にご指定頂いた場所にサウナカーごと出向いて「出前サウナ」、イベントに出向して運営する「出張サウナ」
出前サウナでは人のホームパーティやりんご園での企画等、思いがけない場所に呼ばれてやってみると、家族のあたたかいもてなしやサウナカーの眼下にひろがる美しいりんご園の景色等に感動することばかり。移動貸切りサウナ営業ではキャンプ場等で老若男女いろんな人たちの笑顔やほどよく整った感覚が通り過ぎていく。

サウナが前菜、水風呂メイン、外気はデザート

薪ストーブのサウナは室内サウナより熱が柔らかく感じられ、ちょうどいい風がまわり湿気が保たれ呼吸がしやすい。ずっと入っていられる。しかもサウナカーはどこでも移動できるのでサウナの工程ではデザートとされる”外気浴”を行く場所により異なる感覚といろんなバリエーションで経験できる。
これからどんな場所に行ってどれだけ新しい経験ができるか楽しみ過ぎてワクワクしているという。

いま冨岡さんは東京の仕事とのダブルワークもさることながら青森では取材やイベント出演などいろんな場所にひっぱりだこで本当に忙しい。サウナカーで移動しての車中泊もしばしばだが逆にそれを楽しんでいる。サウナがあれば平気、サウナ暮らしは本望らしい。

本当に頼もしい。

冨岡さんのサウナカーが今そこを通り過ぎるかもしれない。
いつもの見てる場所に泊まって煙突から煙を上げているかもしれない。
海外に行った先で出会ったりとか・・・?

サウナカーと一心同体で、神出鬼没に多様な経験を積んで、どんどんエネルギッシュに成長していくであろう冨岡さんの今後の活動に注目していきたい。

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◆ユナイテッド青森 関連リンク
Web
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NUN podcast #15
サウナと青森が好きすぎて
ゲスト: 冨岡未希

【80:00】


収録:2022年11月9日 @石木邸 / 青森市浅虫地区
ナビゲータ: ギーコ、イタミヒロシ

冨岡 未希(とみおか みき)

UNITED AOMORI(ユナイテッドアオモリ)代表 / 青森トトノイアテンダント

1985年 青森県むつ市生まれ、八戸市育ちが長い。
ミスねぶたグランプリ2009。サウナ・スパプロフェッショナル。
ヨガインストラクター(RYT200認定)