映画と街中華と

・夕方の予定が飛んだので物件を見に行くかどうするかで迷うが、行動の効率を選んで、見たかった映画を見ることにする。

・「哀れなるものたち」
なんてたってエマストーンが全面に出たビジュアルが強すぎて映画の中身をイメージしかねてたんですが、周りの口コミがよかったので突入。

・R18+指定をわすれてたんですが、映画がはじまるや否やすぐ思い出した。日本人と日本の環境じゃ制作できない強烈なビジュアルの連続。色彩のトーンも終始えぐいんですわ。特に前半の過剰なる街の退廃的なSF感が…。最初はどうなることやらと思いましたが、、。
天才外科医によって蘇った若き女性ベラなんですが、幼児として蘇ってから人間として何を経験し体験して成長してくかという、破天荒でありながらも自然で説得力があるプロセスひとつひとつの描写力が妙によかった。ヒトの愚かさ加減をありのまま包み込んでくれるような世界観。
そしてそして、こんなに食い入るように五感で釘付けになったエンディングは初めて。水がモチーフのたんたんと静かなアンビエント音楽の中、映画で起こった出来事を、抽象的なテクスチャーをゆっくり切り替えることで再び振り返るような、もうひとつの「哀れなるものたち」。

・よかったら是非見てみてください。機会あればこの映画つまみに語りますか。

・本日の締めは伊勢佐木町にある街中華「錦珍樓(きんちんろう)」。1年前近くで突貫撮影してた時、夜に行って即ファンになった。庶民的であたたかみのある料理はすべて美味しい。アツアツ紹興酒アツカンでいただくのがいいんですわ。店構えも店員のさばきも最の高としかいえません。絶対になくなってほしくないキングオブ街中華。

by G

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