生ノ物【ヒト】

齊藤 香織

美味しい×ボウサイショクブツ

明るく痛快な七転八倒スタイル・・・

なんの後ろ盾もサポートも頼りさえないのに、持ち前の直感で高知県四万十市に移住した齊藤さん。
あれよあれよというまに9年の時が流れた。
四万十のゆたかな自然環境と食文化、そして面白い人たちとのつながりに支えられ、今では野菜ソムリエとしての活動の他、日本防災植物協会の事務局長として、株式会社しまんと流域野菜の代表として大忙しの毎日。
まずはやってみる。ダメだったら違うやり方でやる。ここぞという時は一気に身を投げ出し情熱をもって伝える。
小さな身体を、痛快なマインドと明るい笑顔、そして物怖じしない行動力が支えている。

大きな影響を与えたのが、植物生態学者の故沢良木庄一さんと四万十ドラマの畦地履正さん。
沢良木さんは、97歳で大往生するまで高知のあらゆる野山を駆け回り植物採集とスケッチと研究に明け暮れた植物生態学の偉人。研究者として、教師として、執筆者としての実績もさることながら、その存在感と包容力と人間力は多くの教え子や市民に慕われる、知る人ぞ知る人物。
四万十ドラマは高知県四万十町に拠点を置く地域商社の草分け的存在。畦地さんは地元の生産者と一緒になって、四万十の豊富な食材を生かすブランディングを進め、食を通じて四万十の魅力を都市部にPRし、流通を促進している。

齊藤さんは、この9年間で、どのようにして現地点までやってきたのか・・・

奥の深い沢良木さんの魅力や四万十での語り尽くせない様々な出来事については、以下ポッドキャストより聴くことができます。
お楽しみください。

by G

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NUN podcast #5 「美味しい×ボウサイショクブツ」
ゲスト: 齊藤香織さん

高知県四万十市で野菜ソムリエをしながら防災植物の魅力をおいしく楽しく伝えている斉藤香織さん。
身の周りで採れて安全に簡単に食べられる野草を知ることは、災害やいざという時に大事なこと。
四万十移住後の豊富なエピソードとともに2週にわたってお届けします。全2回

【 前編 】
防災植物って何?、どんな野草をどんなふうに食べられるの?興味深々なワークショップの話し。
今回の影の主役は、日本防災植物協会の立ち上げた植物生態学の偉人 故沢良木 庄一先生。
97歳で大往生するまで野山を駆け巡った、そのバイタリティに溢れる存在感と語り尽くせないエピソードの数々。
繊細で美しい植物スケッチ、膨大な植物標本とメモ、コレクション。
名言「舞台は回る」「植物が描けるようになると植物がわかる」・・・
(約57分・収録: 4/28 高知県四万十市 日本防災植物協会オフィス)

【 後編 】
同じ高知人としてあこがれ多大な影響を受けた牧野富太郎先生に実は手紙を出していた?!とか…
沢良木先生の意志を美味しく楽しく引き継ぐ「四万十ふれーばー*ボウサイショクブツカフェ」とは
移住してはや9年、四万十の魅力とは?恒例100の質問委員会特別編四万十バージョン
野菜ソムリエとしての活動。5年前に立ち上げた「しまんと流域野菜」の仕事について・・
(約46分・収録: 4/28 高知県四万十市 日本防災植物協会オフィス)

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○関連リンク
しまんとフレーバー*防災植物カフェfacebook
https://www.facebook.com/shimanto.flavor

齊藤香織facebook
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齊藤香織 (さいとう かおり)

日本防災植物協会事務局長、日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエ上級プロ、株式会社しまんと流域野菜代表取締役

2013年東京より四万十市に移住。野菜ソムリエとしてレシピやメニュー、商品等の開発、また食育マイスターとして子供に食の楽しさを伝えるイベントなどを開催。2015年植物生態学者の澤良木庄一先生と「日本防災植物協会」を立ち上げ、身の回りの野生植物の中から、災害時に安全で簡単に食べられる植物を「防災植物」と定義し、防災植物の知識を全国に普及させる活動をしている。2018年(株)しまんと流域野菜を創業。四万十町十和を拠点にして、有機野菜の栽培と次世代生産者の育成に努めている。現在十和地域と一緒に「しまんと流域農業オーガニックプロジェクト」が展開中。
https://www.facebook.com/kaori.saito.7169