踊りでしか伝えられないコトバとメロディがある
ヒトはなぜ踊るのか
動物も植物も鉱物も踊るのか
そもそも踊るとはなんぞや・・・
有史以来、祭り、儀礼があるところに踊りあり、芸能芸術があるところに踊りあり
四肢をあらゆる方向に動かし描かれる無数の線は、現れてははかなく消える
踏む、曲げる、折る、回す、鳴らす、うねる、跳ぶ、落ちる、伸びる、縮む、震える、揺れる、、
からだを投げ出し、描き、響かせ、出会い、発見し、つながる。
つくっては壊し、積み上げては崩れる。ひろがっては切る。伸びては落ちる。
繰り返される0と100の往復。破壊と再生。
生産性とは真逆。決して流通しない瞬間の美、忘れがたい印象。
単なるカラダのカタチの変化だけではない。
皮膚や内蔵は空気の粒子と接し振動し、幾重にも重なった時間の層にアジャストしている。
時に脳は消滅し俯瞰から自身を眺め永遠とつながる。
見る側もダンサーを通じて自分の記憶と対話する。百人百様の時空の旅。
なぜ踊るのか・・・