クメさんの刺繍作品
ドラえMAN のマスコット
ドラえMAN のマスコット (マスコット:人々に幸運をもたらすと考えられている人・動物・モノのこと。)
刺繍糸の一本使いでかなり細密な手仕事です。
作者のクメさんは渋谷の某福祉施設作業所に勤めています。
この有名な猫型ロボットに似た刺繍作品は、その作業所に通っているウチダさんが描いた絵をクメさんがカーボンで写し取って刺繍作品にしたものです。クメさんの制作は基本、作業所の利用者さんの描いた絵をなにかの形で再現することです。
刺繍を施した布はくるみボタンやブローチとなって作業所の製品として販売されます。
クメさんは「どんなにうまく写し取ってもやっぱり本人の描いた線にはならないんだよね」と言います。
でも本人が描いているすぐそばにいるクメさんだからこそ本人の個性や空気感を汲み取った上で新しいモノに転化することができるんだと思います。
そしてそこにはクメさんでしか出せない味というか、雰囲気が宿ります。さらに愛くるしいものが誕生するという感じ。。
クメさんはそれ以外に切り絵もやっています。
新聞や広告を切り抜いて小さな動物や人などのキャラクターを描きます。これは独自の創作で作業所での商品作りとは関係ありません。
はじめは作業所として販売する作品商品の制作から始まりましたが自主的に制作するようになりました。制作のモチベーションがどこから来るのかはわかりません。クメさんは自分のことをワシといいます、関西の生まれです。
サイズ 87mmm × 35mm × 20mm
材質 綿・糸